寸法:165×12.5×45
型番:-
□概要
溝削り(えぐり工作)に用いる鉋で、下部より刃を、上部からくさびを差し込み刃先を安定させたもの。
鉋台は縦長形状で、平鉋等の一般の鉋と異なり刃口の溝が側面に付き半月形をしている。木屑はこの半月形の溝から排出される。
溝になる部分を鑿で荒取りしたのちに、溝面の仕上げとして用いられるのが一般的。
□使用方法
①罫引で溝の罫書きの平行線を入れる。
②尾入れ鑿で罫書き線の内側を荒削りして彫る。
③最後に溝鉋で、溝の底面を綺麗に仕上げる。
□各部機能
鉋台:本体部。縦長形状で横に薄く、刃口の溝は側面に半月形に掘られている。下端面は鉋刃と同じ幅の凸形状。
鉋刃:上側を鉋穂、下側を刃先という。上側から差し込むくさびで固定される。