寸法:295×80×20
型番:-
□概要
頭の断面が八角形で両口の金槌。主に木工の釘打ちや鑿打ちに用いる。
両口の金槌を総称して玄能(玄翁)と言う。南北朝時代の僧侶源翁心昭がこの金槌を用いて殺生石を砕いた逸話が由来となっている。
側面を打撃面として使うこともでき、狭所で頭を振り上げるスペースの無い場合に用いられる。
□使用方法
①中指・薬指・小指の3本で柄をしっかりと握る。人差し指は添える程度で良い。
②両口のうち平らな側で打撃物を打つ。
③釘打ちの場合、釘が8割ほど貫入したら「木殺し面」(凸面)を使って打つ。
□各部機能
柄:樫などの堅い木で作られている。
頭:炭素鋼で作られ焼入れされている。打撃面は平らな面と凸面(「木殺し面」)から成っており、凸面は釘の最後のひと打ちや木を叩き締めて仕上げるのに用いる。