【開催場所】
南町の元アイロン台工場作業所、谷端川南緑道
【日時】
2019年11月2日 14:30~
【参加者】
・板橋の理科大好きエディター
・勝どきのゲリラペインター
・椎名町の内装作家
・池袋の哲学型営業マン
・西荻の現場監督
・南町の建築士
【空想過程・様子】
今回の集合場所は西武池袋線椎名町駅前から。
前回は谷端川北緑道を板橋区側から南下したので、今回は豊島区側から。
谷端川南緑道を北上しながら、周囲の面白い場所を見つける散歩ワークショップ
の一環で、南町TALK01で空想として生まれた谷端川緑道MiniGolfを現地で空想することに。
豊島区から板橋区までずっと続く谷端川。
かつては池袋モンパルナスの中心地を縦断していた谷端川。
現在はその川沿いにNishiikeMartなどの面白い拠点施設がいくつか生まれつつある谷端川。
その可能性を顕在化させ、地域の人たち(特に昔から住んでいる年配の方々)と一緒に楽しみたい。
緑道のリニアな形態と合間って、「パターゴルフ」というアイデアと結びついたパロディ的な空想。
こんなルールを空想した。
・ボールはともかく柔らかくて安全なものにして絶対飛ばさずに転がす
・歩行者や休息している利用者がいたらプレーを中断する
・人に当てないのはもちろん猫にも絶対当てない
・ダサい服を着てプレーする
・通行人に打ってもらった一打はカウントされない
でも現に、「球技は禁止事項」だし、空想から「実行」へ切り替えた途端に様々な摩擦にぶち当たるのも事実。
まあ、ともかく小規模な実地空想だったけれど、小さな発見や小さな問題、ひととおりのことが起きた。
目的はあくまでも「俺たちのゴルフ」をすることではなく、この地域の可能性を最大化していくこと。
昭和〜平成で乖離が大きくなった地域間(町会とか商店会とか)・世代間の分断をまたゆるやかにつなげていくこと。
今回やってみたからこそ、よりその難しさも垣間見えたけれど、目的を見失わずに続けていきたい。
その後は南町で空想会議。
(ア)谷端川緑道MiniGolfについて
・ゴルフパターではなくゴミ拾いトングにする(ゴミを拾いながらボールを打つ)
・ゴルフボールを道のゴミがどんどんくっついていくゴミ取りボールにする
・VR化
・地域の権化との遭遇
・ヤバイ川?ヤバた川?谷端川?
・緑道ホップ→緑道ビール
・町会/商店会との距離感問題(花を持たせつつ距離を保つ)
・地域の課題があぶり出されるゲーム
(イ)みらい館大明などについて
・ボランティアが「志願」ではなく「搾取」になっている問題
・地域を民間に委ねたがっている行政
・完成形としての風景を描くことの重要性
(ウ)環(=十三連続商店街)+縦断(=谷端川緑道)構造の可能性について
・駅起点でない新しいMAP
・街巡りを楽しむ地元密着のサイクルショップ
・13個連続する商店街はあるけれど、そもそも商店街どうしは仲が悪いというジレンマ
・地域限定で近距離拠点間の「モノの運び屋」(→サブスクリクションにする?)
・「モノの運び屋」が既存地域の人の役にも立つ(商店街や薬局からの配達など)
・「モノの運び屋」は派手な見た目をしていて、それを見た人はその1日幸運に恵まれる
(ちんどんや?リヤカー屋台?トゥクトゥク?)
・ヤバタ川の「ヤバい奴」
・「モノの運び屋」を呼ぶときは最寄りの緑道沿いに旗を立てる
・地域で(若者などを)応援する仕組とくっつける
・「モノの運び屋」自体がだいぶ儲かる仕組みになっていて、運ぶ行為自体が「素敵」になっている
<地域に面白い場所ができる→面白い人々が出入りする→面白い人々は地域の多拠点を行き来して情報を運び、連携を生み出す→近距離多拠点が結ばれて新しい「地域らしさ」を作っていく>
こんな流れがあり、「近距離多拠点」はたぶんキーワードだと思う。
その近距離多拠点に対応した「モノの流れ(=物流)」の形が今まだ実在していない。
近距離多拠点を実現した第一走者たちが、その課題を徐々に薄々と感じ始めているのが今なのではないだろうか。
Talk終了後、NishiikeMartでクラフトビールを飲みながらMiniGolfのスライドを観賞した。
こんな感じで、緑道沿いの地域拠点が「クラブハウス」となってMiniGolfの様子を実況中継し、近隣の町工場のおじさんや町会長や若いアーティストたちが交流するような風景を、いつか実現できればと思う。
【連携・参考】
いたばし空想地図
ひらめきドア(ものづくり交流場)
HACOBE
ただいま商店街
NishiikeMart
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